大阪公立大学は、大阪市立大学と大阪府立大学が統合し、2022年4月に誕生した日本最大規模の公立総合大学です。両校の歴史は約140年に及び、「水の都」と呼ばれ、戦略的な交通ハブとしての役割を担う大阪の発展とぴったり足並みを揃えています。
商学、農学、工学、医学と学問領域は多岐にわたり、両校は大阪の文化と経済に多大な貢献をしてきました。立地とカリキュラムにより、留学先としても人気があり、主に中国、韓国、ベトナム、台湾、フィリピンの学生が両校で学んでいます。
現在、大阪公立大学では16,000人の学生が学んでいます。12の学部・学域では、高度な専門教育、および世界へと発信する力を養うグローバル教育を融合し、これからの社会に向けた「新たな知」を創造します。大学院では、異分野融合型の研究に世界的なレベルで取り組んだり、実践的な教育で実世界の知識・スキルを育んだりするなど、多様な15のプログラムを提供しています。
課題
海外送金は手続きが煩雑で費用が高いうえ、選択肢が少ない
大阪市立大学でも大阪府立大学でも外国人留学生数の増加に伴い、入学料・授業料の納付手段として海外送金に対するニーズが高まりましたが、送金手数料が高額であることや、銀行窓口で面倒な諸手続きを取る必要があることなど、学生への負担が大きいことや、日々の外国為替レートの変動に絡んだ複雑な事務処理手続きに加え、不正確な納付額の返金処理や追加徴収の手間など事務処理手続きが煩雑になるなど多数の課題があり、原則受付不可としていました。
しかし、2020年における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の蔓延に伴い、渡航制限や公共の場における集団行動の制限により、大学でのオンライン授業の導入が進んだことにより海外送金の必要性がさらに高まりました。
解決策
学生が自国通貨で便利にオンライン送金可能な方法を導入
大阪市立大学は2020年に、大阪府立大学は2021年にフライワイヤーの利用を開始しました。両校にとってフライワイヤーは、学生が自国通貨で海外送金する現代的で便利かつ安全な方法を提供するものでした。また、フライワイヤーでは日本在住でも納付に苦労する学生を含めて、外国人留学生向けの複数の納付方法を用意していました。
学生はそれぞれ固有のID(学籍番号)を使用して納付するため、大学事務局は納付者をすぐに特定できます。最初から最後まで支払い状況を追跡できることも大学と学生の両方に大きなメリットがあります。返金が必要なケースでも、処理が簡単になります。
しかもフライワイヤーでは1年中昼夜を問わず支払い関連の質問に多言語で対応してくれます。
導入成果
メリット
学生側 - 利便性向上、大学側 – 業務効率の向上
大阪公立大学では、フライワイヤーを導入することで海外送金手順を簡素化でき、学生と大学事務局の負担を大幅に解消できました。自国通貨建て支払方法の選択肢が増えたことも学生サービスの大幅な向上につながっています。
送金手数料もより低額になり、学生の送金費用負担が軽減しています。また、学生や保護者は正確な納付額を把握できるため、初回納付後に追加の請求や収納手続きが発生しません。
導入成果
海外送金処理のためにフライワイヤーを導入したことで、大阪公立大学が得ている重要な成果
- 11種類の通貨建てで、10か国から送金された4,650万円以上の入学料・授業料を処理
- 問い合わせ対応への時間が軽減
- 支払方法が多様になり利便性が高まったことで、外国人留学生の満足度が向上
「フライワイヤーの利用で、送金が迅速で確実になっています。学生や大学は疑問が浮かんだ場合、フライワイヤーの優れたサービス体制を通じて、多言語で迅速な回答が得られます。この卓越したサポートシステムには、学生も大学も大変満足しています」